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草葉のかげから祈っています
このごろは郵便物が多くなりましたが、半分以上は、いわゆるダイレクト メールと呼ばれるもので、『便り』というものが少なくなったのはちょっとさびしい気がします。年輩の方に伺うと、ワープロのものは気味ないということですが、自分の字を気にする人は、『ワープロのおかげで心おきなく手紙が書けますよ。』とおっしゃいます。
郵便省の片棒を担ぐわけではありませんが、年賀状や暑中見舞いも、確かに虚礼もあるけれど、全くなくなったらさびしく思うのではないでしょうか。ある程度決まり文句には目をつぶって、ああこの人も無事なのだな、とか、そうか結婚したのか、とか、やっぱり故郷に帰ったのだな、とか思いながら読んでいくと、最後に一こと手紙で書き添えてある文句で、その人の声を耳に聞くような思いがするのもいいものです。
しかし、手紙の模範本をうのみにすると、いささかおかしなことが起こります。ある会社員は、女生から手紙をもらって、読んでいくと、貴女様、という文句が目にとびこんできて、びっくりしたと言いました。気の毒にも彼はその後、『きじょ』というおかしなニックネームをつけられてしまいました。またある先生は、コンパへの招待状をもらったところ、『先生がおいでくださると枯木も山のにぎわいです。』とあったり、夏休みに軽井沢に行った学生からの葉書には『先生のご健康を草葉のかげから祈っています。』と書かれていたとか。
(译文)
在九泉下的祝福
最近,邮件多了起来,但一半以上是那种“直接邮寄广告” [1] [2] 下一页
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