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(1)私はきのうはうちでは夕食はとらなかったんです。
では、これらの「は」はすべてトピックなのでしょうか。
「は」の機能については、大きく分けて三つの考え方があります。
一つは、1文に現れる「は」はすべて主題を表すという考え方です。一番中心になる主題(通常は一番早く現れる「は」)が「大主題」で、あとのものは「小主題」と考えます。
二つ目の考え方は、一番中心になる「は」が主題を表し、あとのものは対比を表すというものです。
そして、3つ目の考え方は、「は」は本来「対比」を表し、「主題」を表す用法もその中に含まれるとする考え方です。
私自身は3番目の考え方をとっています。
「は」はすべて「対比」を表すというのは、話し手が何かを主題として取り立てて話すときには、そのこと・ものを常に何かと対比させて話しているという考え方に立っています。
対比には度合いがあって、対比の強い場合、比較的弱い場合、ほとんどゼロに近い場合というように、段階的にとらえることができます。対比の意味合いが弱い場合は、「は」は「主題」を表すということになります。(国立国語研究所『日本語教育のための文法用語』P27 参照)
Aの部分は対比的意味合いが全然ない場合です。例えば、自己紹介をするとき、「私は○○です。」という言い方をしますが、この「私は」の中には他の人との比較は含まれていません。その人は単に自分のことを述べているのであり、聞き手の意識もその人に集中しています。
一方、「犬は好きだが、猫はどうも・・・」「昔は暮らしやすかったが、今はせちがらくて。」のような文では、「犬は」に対して「猫は」、「昔は」に対して「今は」がはっきり対立しています。
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